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つけまは使いません!!

  • JY
  • 2017年8月16日
  • 読了時間: 3分

どーも、こんにちは。メイクチーフのJYです。

八月ももう半ばですね。本番が近づいてきています。

メイク班は日常業務はほぼないと言っていいですが、講堂練習、パンフ撮影など、照明が強くあたって、メイクが必須になる日はてんてこ舞いになります。

この『レディ・アンをさがして』ですが、1950年代アメリカを舞台にしています。私たちの時代よりも少し前の、レトロな空気が漂う時代です。プリンセス、作曲家、アイドル、秘書、女官、富豪などキャラクターは様々ですが、メイクで重視しているのはとにかくそれぞれがキャラクターに入り込めるようにすること。自分の普段のキャラクターからかけ離れている役を演じる役者がメイクという仮面をかぶれるようにすること。そのためにベースメイクから凝って、顔を全力で作り上げていきます。

私はバレエを小さい頃からずっとやっていて、発表会のときにかなり濃厚なメイクをしてもらっていました。メイクをしてもらうだけでスイッチが入るし、なにより普段だったら絶対できない表情もできます。(目力がものすごいことになるので、強い目線を客席に送ったり、逆に伏し目がちの儚げな表情とか。)

衣装とメイクはキャラクターに入るための最後の一押しですね。最初は恥ずかしがってたキャストが、メイクをしたら「今、自分自身じゃないからなんでもできるわ!」と言って笑っていたのを見て、よし、メイク成功!と思ってニヤニヤしています。

私はアイライン担当として当日は19人分のアイラインをひたすら引きます。(ひぇぇぇ)アイライン引いてるのと引いてないのでは顔がまるっきり違うので、全力です。何回か練習するうちにものすごい速さでアイライン仕上げられるようになりました。(女子のみなさん、メイクは練習あるのみです、たぶん!わかんないけど!)キャラクターによってアイラインの引き方を若干変えています。客席からだとよく見えないかもしれませんが、例えばアンは下まぶたに赤茶のアイラインを入れて、東ヨーロッパの色素の薄い女の子っぽくしたり(私の中でアルバは東欧のイメージなんですが、どうなんでしょう...?)、ジェニファは1950年代アメリカの流行に乗って、少し目尻を跳ね上げたり(オードリーヘップバーンをイメージしてください)、あとはフィルは切れ長の目のイケメンに見えるように目頭と目尻を尖らせてみたり...練り歩きのときにじっくり見てみてくださいね!

まったくレディ・アンとは関係ないんですが、私は実はつけまにトラウマがあります。小学校3年生のときの発表会のゲネプロでつけまが半分とれてしまって、照明のせいで半分とれたつけまののりがものすごい勢いで固まっていって、舞台上で涙がとまらなくなったのです。メイクを初めてした講堂練習のとき、男子の何人かのアイラインが隠れて全然見えなかったので、アイプチをしてみたところ、目が乾いて乾いて死にそうだとみんな訴えてきたのです。私はそのとき自分のつけま事件を思い出しました。それ以降男子に「アイプチ!」と強く言えなくなりました。辛いよね、目乾くの。だからその次の講堂練習はアイプチなしで、アイライン極太にしました。

本番アイプチ使うかどうかはまだわからないけど、とりあえずつけまは絶対使いません。

 
 
 

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