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ロマンス

ロマンス!ああ、ロマンス!

なんと素敵な響きではございませんか。いつまでも口の中で転がしていたいような、甘美な魅力があります。

ところで、いろいろな場所で気軽に使用されるこの「ロマンス」という単語、どのような意味かご存知でしょうか?

一般的には、『恋愛に関係するもの』という意味合いにおいて、使われることが多いように思われます。

「ロマンティックなムード」は恋愛をするのに適した雰囲気のことです。「ラブ・ロマンス」は文字どおり、恋愛が主となるストーリーを表します。他にも似たような語がたくさんあるのでしょう。

しかし、この語の本当の意味は、私には別のところにあるように思えるのです。

それは、きっと自分の憧れの中に、あるものなのではないでしょうか。

それは必ずしも惚れた腫れたの話であるとは限りません。時にそれは「自由」にもなり得ます。「自分を乗り越える」と呼ばれる類の心情的変化もそれらに含まれるでしょう。

もはや不可能にさえ思える、星空に向かって手を伸ばすような行為。それこそが、人間にのみ許された、かくも美しき「ロマンス」なのです。

我等がC組が上演致します、『レディ・アンをさがして』は、ロマンスに満ち溢れていると確信しております。

一国の王女アンは、恋い焦がれた自由のために屋敷を一人で抜け出します。苦悩に満ちた作曲家、ラルフはつかの間の現実逃避に走り出します。

もちろん、彼らの望みが全て叶うわけではありません。それでも、彼らは手を伸ばすのです。それが彼ら、我々の、宿命なのでしょう。

ロマンスをご所望なら、どうぞ我々の劇をご覧下さいませ。C組一同が創り上げた、最高のロマンスをお届けいたします。

演出より

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