色々な想いを超えて

こんにちは。HPの人としてお世話になっていますKMです。辛夷祭も終わり、このブログも残すところ僕とユニ責だけになりました。皆さん、レディ・アンをさがしてを見てくれましたか？結果は思うようにはなりませんでしたが、こうして無事レディ・アンをさがしてを公演できたのは、見に来てくれた皆様方があったからこそと、感謝しております。

ということで、僕は今まで前線で活躍できなかった分、裏でC組みんなのブログを更新してきました。今回は、まとめとして「C組の軌跡」を少し話していきたいと思います。

こんなことを言うのもなんですが、僕は初めの頃C組が苦手でした。なんとなくよそよそしいし、自分の言いたいことがあるんだろうけど言わないし、話合いをしても結局一部の人たちでの話し合いで終わっちゃうし、傷つくことがそんなに怖いのか、遠慮しているのかわからないけれど、本音で語ったり、喧嘩したりすることは全くないし、どうしてもどうしてもそういう雰囲気が苦手でした。演劇の台本を決める時もそんな感じで、僕自身正直あまり乗り気ではなかったのです。「まぁやるべきことだけやってればいいんだろ」って感じで。だからまぁ僕ができることは音響とこのHPくらいかなぁって感じでした。そんな感じで台本が決まり、（台本が決まるまでにも二転三転あったのですが、、、）回りのクラスがキャストのオーディションを順調に進めていく中、僕たちは台本の著作権のこともあり、なかなかオーディションもできず、クラスの中にも不安と不満が充満していたのです。

しかし、そんな時に演出のKT君や舞台監督のSKさんが、そのような雰囲気が自分たちのせいだと自分を責めていることを知り、（特に演出のKT君は三年間一緒のクラスだったということもあり）慰めてあげられないかなぁと、でも僕なんかができることは話を聞いてあげることくらいかなぁと、とりあえず話を聞いたり、相談したりするようになりました。部署の人数決めの話、オーディションの形式の話、部署が動き始めた後の全体としてどう動かしていけばいいかという話、たくさんしました。時に、悩んで悩んで泣き出したり、喧嘩をしたりしました。でもそういうことが、そういう雰囲気が僕はとっても好きで、何よりそういう話をしていくうちにクラスの皆がどんな思いでいるのか、どんな気持ちでいるのか、完璧には分かりませんが考えるようになり、だんだんと苦手だったC組が、僕の中で消えていったのも事実です。どうにかして早く仕事を始めたいチーフ陣、なかなかオーディションが始まらないことに不安があったキャスト陣、著作権を取ろうと必死に動いてたユニ責、自分のせいだって悩んでた演出・舞監、受験勉強をしたいけど、クラスに迷惑をかけたくないって思ってた大勢の人、三役を支えてクラスの力になりたいと人一倍思ってたHR委員、まあそれ以外にも分類すること自体ばかばかしくなるくらい複雑で、とっても重い気持ちを、それぞれが持って、今自分ができることは何かって考えていることを知って、僕はこんなことしていていいのかなぁ、僕はクラスの約にたてているのかなぁって思うようにもなりました。恥ずかしい話、そうやって悩んでいたばかりに、身体を壊して、皆にどう顔を合わせたらいいのかなぁって思ってしまい、皆に迷惑をかけてしまった事もありました。でも、そんな時でも支えてくれたのは、そして頼ってくれたのはC組の皆でした。PRの件、音響の件、HPの件、様々なことで僕を支えてくれました。今では、そんなC組の皆に「迷惑をかけちゃって本当にごめんなさい」って謝りたいくらいです。

「傷つけずには愛せない」

僕が大好きなMr.Childrenのある歌詞です。本当に頼れる人、信頼できる仲間は時に、傷つけるようなことがあっても本音で喧嘩できなければできない。僕は幸せ者です。そんな仲間をこの半年間で何人作れたことか。

「楽しすぎて後悔なさりませんか？」

パパ・ベンのセリフです。後悔することは何個もありました。ろくに音響の仕事が出来なかった事、HPの更新が遅れた事、自分を見失った事、皆に迷惑をかけた事。でも、大事な何かを手放すことによる後悔よりも、挑戦して失敗したことに対する後悔の方が、幸せな後悔の方が断然多かった気がします。

これから、本当に苦しい時期がこの後続くことになります。でも、それでも、今回作れた大好きなC組の皆と、いろいろな想いを超えてやっていける気がします。辛夷の結果は思いどおりにはいきませんでした。「他人が評価した結果ばかりを気にしてちゃいけない」って根本先生がおっしゃっていました。それでも、「他人が評価した結果」を分析して、悔し涙をのんでしまうことでしょう。でも、僕はそれをC組の皆とならば、ばねにしていけると思います。

C組の皆、大好きです！！